ロゴデザイン

子中保育園のロゴは2023年10月にできました。園舎アートで子どもたちと一緒にアート活動を行ってくださるデザイナーの田代早苗さん、画家のせつはやとさんにお願いしデザインしてもらいました。

ロゴの意味

図:保育理念と子どもの育ち

子中保育園の「子中」を英語にすると、child centeredです。以前から、この考え方を大事にし、child centeredということばをホームページや職員の名刺に記し、可視化してきました。「こなかの保育」にも示しています。

田代さんとせつさんにロゴデザインを依頼するにあたり、

・子どもたちが自己肯定感、自己選択・自己決定、主体性、”じぶんごと”、やりぬく力を育んでいくことへの願い

・子どもたちがそれらの力をつける可能性を私たち大人が信じること

・私たち大人は子どもたちが育つ環境を整え支えながらも共に育つ意識を持つこと

の大切さをお話しました。また、子どもたちが育つ環境を整える、支える土台として大切にしている多様性を認めること、他者を尊重する考え方についてもお伝えしました。

田代さんとせつさんは、子中保育園が大切にしていることをロゴとして形にしてくれました。また、文字や図柄の各パーツの組み合わせを自由にできるようにしてくれたので、少しずつ異なる印象の「子中保育園」「子どもが、まん中。」「child centered」を目にすることができると思います。

子どもは原石

図:保育理念と子どもの育ち

「子どもたちの可能性」を楕円型の八角形で表現してくれました。正八角形でなく楕円型であることにより「未完であること」を、楕円型の無骨さにより「たくましさ」を、対角線と4色の塗り分けにより宝石のような「きらめき(子どもたちの活き活きとした姿)」を表現し、全体で「原石=可能性」をデザインしてくれました。

多様性

図:保育理念と子どもの育ち

子どもたちの多様性、保護者の多様性、保育者の多様性を尊重しています。しかし、多様性の尊重とは「なんでもいい」という意味ではありません。そのため、保護者や保育者に対しては、私たちの保育理念の実践に対する理解と協力を求めます。子どもたちは多様性の尊重を大前提とし、子どもたちが安心できる環境をつくることにより、自立・自律に必要な意識、スキルを習慣化します。

そのうえで、ロゴが楕円型の八角形であることに重要な意味があります。楕円型であるため、このロゴは向きを変えることにより、少しずつ異なる表情を見せます。金子みすゞさんの「みんなちがって、みんないい」をロゴの表現にも込めています。各保育士が持つ名刺のロゴの向きは、自分の好みに合わせて選んでいます。