チャレンジする心、チャレンジする子を応援する心をはぐくむ
保育理念を実現するための保育方針を可視化しました。
チャレンジに必要な意識や能力は、生まれ持ったものではなく育つもの。小学生になっても、大人になっても育ちますが、子どもの頃の土台づくりはとても大事。
子中保育園では、自己肯定感、自己選択力や自己決定力、主体性、やり抜く力、粘り強さ、思いやり、協調性などの非認知能力を高めることを重視しています。これらは、認知能力(例えば、言語力、計算力、記憶力、思考力など)を高める基礎になります。
自分が大切にされている存在だと感じとれれば、子どもたちは自分に自信を持つことができます。自分に自信を持てると苦手なことにも挑戦します。大切にされていると感じられるような、保育者との信頼関係をつくるために、安心できる環境づくりを重視しています。
また、遊び(=学び)における「ダメ!」(禁止や制限)や「しなければいけない」(義務や強制)を減らして、子どもの興味・関心や得意を伸ばします。
1歳、2歳の頃から、自分で選び、自分で決める機会をつくります。3、4、5歳になると日々の活動や行事のプログラムを自分たちで提案します。自己選択力や自己決定力は練習すれば育ちます。社会に情報があふれる時代だからこそ、自分で選び決める力が大切です。
自己選択や自己決定ができるようになると、人の指示に従って動くのではなく、自分で考えて行動するようになります。それができるようになると「自分でやってみたい」というチャレンジの土台がつくられます。
「自分でやってみたい」という主体性は、色々な問題を自分の課題として解決しようとする“じぶんごと”の意識につながります。じぶんごとは、楽しい活動を自分たちでプランニングして実行するだけでなく、子どもたち同士のいさかいや、自分たちが困っていることを、自分たちで話し合い、解決する過程で育ちます。
“じぶんごと”として行動するようになると、多少の困難にもめげずに、やり抜くことができます。また、このようにして芽生えた達成感は、他者を応援する思いやりや協調性につながります。